困難に負けず、粘り強くたたかい
     春闘要求の前進を

 03春闘の進捗状況
 国民春闘共闘委員会は4月21日、03春闘の進捗状況を発表しました。
 それによると、財界の「ベアゼロ」「定昇見直し」攻撃と連合・大企業労組のベア要求見送りのなかで、回答内容についても、「ベアゼロ(定昇のみ)」が多く、「定昇カット」「賃金カット、諸手当カット」「成果主義賃金」の提案や「回答延期」など厳しい状況となっています。

 厳しい状況のもと
  奮闘する国民春闘共闘

 経営側の厳しいガードに対し、国民春闘共闘の各単産・単組は粘り強くたたかいを進め、上積み回答を引き出し、4月30日現在の賃金引き上げ状況は、単純平均5524円(1.78%)、加重平均6576円(1.90%)となっており、連合の賃金引き上げ額を上回り、「1万円以上の回答」は19組合となっています。

 メーデー開場にも大幅賃上げ
のプラカード
 また、建交労は、企業内最賃の引き上げ、休日増による労働時間短縮、労災上積補償などの制度要求で成果をあげ、JMIUは合意協力型の労使関係の構築で妥結、上積みをめざし、生協労連は時給切下げ攻撃が強まる中で、4.55円の引き上げ、東京公務公共一般はストライキを含む粘り強いたたかいで時給切下げを許さず、組合員を拡大し、国公労連はマイナス人勧の不利益遡及に対し、集団訴訟でたたかいを進めています。

 粘り強くたたかい春闘要求の前進を
 回答引き出しが五月段階に本格化する単産・単組のたたかいとあわせ、引き続き、回答引き出しや上積み回答をめざし、粘り強く闘いをすすめるとともに、最賃闘争の強化と組織拡大、「国公権利裁判」と結合して賃下げサイクルを断ち切るたたいかいを進めることが重要となっています。
 同時に、労働法制・教育基本法・公務員制度改悪阻止、有事法制・メディア規制反対、医療費を二割に戻せ、など国会闘争を強化し、夏の一時金闘争、人勧期闘争の前進につながる春闘をめざし精一杯奮闘することが求められています。

 最賃闘争
   時給切り下げ問題で大成果
 03春闘は、賃金切り下げ、定昇見直しなど厳しい攻撃の中でたたかわれ、新たな困難に直面してきています。
東京春闘共闘会議は、03春闘の重要な課題として最低賃金闘争を位置づけ、非正規労働者の均等待遇を求めるたたかいと結合して取り組んできました。とりわけ、マイナス人勧の影響をもろに受けて、自治体の公務職場では臨時職員などに対する時給切り下げ攻撃が行われ、東京春闘共闘会議は、東京公共一般労組とともに「臨時、パート賃下げ阻止対策会議」を立ち上げ、撤回に向けた取り組みを強めてたたかい、多くの職場で時給切り下げ撤回や切り下げ率の圧縮を勝ち取るなど大きな成果を上げてきました。

 対区交渉にのぞむ公共一般の仲間
 4月18日には、最賃デーを設定し、全国一律最低賃金制の法制化と東京都最低賃金審議会委員の公正な任命を求め東京労働局と交渉を行いました。昼休みには厚生労働省前で国民春闘共闘委員会とともに最低賃金の引き上げを求め、行動を行いました。5月9日にも、審議委員の公正任命を求める交渉を実施しました。
パート、非常勤など非正規労働者が雇用労働者の3割におよび、その人たちが時給708円の東京都の最低賃金に大きく影響されているもとで、最賃闘争の強化が引き続き重要となっています。