統一地方選挙について
                                事務局長 高畠 素昭


 統一地方選挙は、米英のイラク攻撃のさなかに告示され、戦争支持か戦争反対かといったことも争点となっていきました。

 前半戦の東京都知事選挙では、300万票を超える得票を得て、石原知事が再選されました。しかし、投票率は低く、44.94%は過去最低から2番目となりました。

 東京地評は、「石原都政ストップ」の立場から、候補者選択などを注視してきましたが、残念ながら、反石原陣営の候補者擁立は成功しませんでした。そうした中での共産党の若林氏の立候補は、「戦争か平和か」といった争点を前面に、「福祉切り捨ての石原都政許さず」と選挙の争点と明確にしていきました。逆に、選挙間際の樋口氏の立候補表明は、「軍国じいさんと平和ぼけばあさんの対決」などと、福祉切り捨ての石原都政に対する争点を曖昧にしました。

 石原氏への300万票は、本質的には、福祉切り捨てや弱者蔑視といった、最悪の都政運営がされてきたにもかかわらず、「日本を東京から変える」といった右からの「国政批判」が、小泉政治と自民党政治に対する批判票を吸収したと受け止められます。石原陣営はテレビ討論などを拒絶し、マスコミには都知事選挙や都政問題が浮上することなく過ぎていきました。今後も反都民的な都政運営がされることは必至です、こうした都政や石原都知事の本質を明らかにする大規模な宣伝は、きわめて重要な課題といえます。

 この一斉地方選挙で、東京地評は、神奈川県知事選での吉村成子氏、後半戦の首長選挙では江東区の堀内勝彦氏、清瀬市の中神いつお氏、品川区の桜井恵子氏、国立市の上原ひろ子氏、大田区の山森美意子氏、板橋区の山岡ふみ氏、江戸川区の洞井浩氏、北区の庄司まさお氏をそれぞれ推薦し、国立の上原氏が当選を果たしました。ほかの候補者は残念ながら当選にはいたりませんでした。5月18日投票の足立区長選の吉田万三氏も推薦を決めています。