MIC 戦後60年記念シンポinソウル

 戦後六〇周年の節目にMIC(日本マスコミ文化情報労組会議)の呼びかけで、八月一六日、ソウルプレスセンターでNUM(韓国言論労組)との共同主催による「日韓和解のための両国ジャーナリストの役割」のシンポジウムが開かれ、日本から四〇名、韓国から八〇名が参加しました。

韓国旗で包まれたソウル市庁舎は圧巻!
解放記念日の祭典の参加者
 八月一五日は日本では「哀悼の日」ですが、韓国では「解放記念日」です。街中お祝いムード一色で、ソウル市庁舎が韓国国旗でラップされていたのは迫力でした。

 シンポジウムでは日韓両国からそれぞれ一名が問題提起をおこない、日本から三名、韓国から四名がパネラーとなってパネルディスカッションがおこなわれました。@民族主義問題、A教科書問題、B日韓の歴史認識、C北朝鮮問題、D竹島問題などがテーマになり、日韓のメディアのありかたについて、韓国ジャーナリズムは排他的、優位性、画一的になってはいないか、一方、日本のジャーナリズムは商業主義、視野狭窄で枝葉末節にこだわり、北朝鮮問題では報復感情をあおる報道になってはいないか、など包括的な討議になりました。そして、日韓の言論労組で良い報道、悪い報道を労働組合としてチェックするモニター制度機能の提案などがされ、会場からの質問も交え「真の和解のために日韓の言論が先頭に立とう」のアピールを採択して閉会しました。
【民放労連関東地連 杉本好造】

生活できる賃金の実現を

 東京都の最低賃金についての答申が八月八日に行われました。今年は、厚生労働省の「研究会」もその報告のなかで最低賃金の水準や大幅引き上げを問題にするなど、最賃額の大幅引き上げが期待される中での取り組みとなりました。

 八月八日、東京地方最低賃金審議会は、東京都の最低賃金を「一時間七一四円」とする答申を行いました。この答申は、中央最低賃金審議会の「目安」答申であるAランク三円の引き上げを一円上回り、現行の東京都の最低賃金(時間額七一〇円)に四円上乗せするものとなりました。しかし、パート、派遣、臨時労働者など不安定雇用労働者数が一五〇〇万人を超え、雇用労働者の三二%を突破している状況の中で、この人達の生活改善を求める期待には十分応えてるものにはなっていません。
今年も炎天下だった労働局座込み
 今年三月に出された「最低賃金の在り方に関する研究会」報告は、低すぎる最低賃金を問題とし、その水準を大幅に引き上げる方向を示しました。今年の改定の焦点は、「生活できる水準」に近づける大幅な引き上げにありました。労働者の生活は、働いた賃金よって維持されています。三円、四円の引き上げでなく、最低賃金の水準を問題とし、その大幅な引き上げこそが求められているのです。

生活できる水準への引き上げを
 中賃「目安」を一円上回ったことは、東京春闘共闘会議が「大幅引き上げを」求めて、猛暑の中での座り込みをはじめ、厚生労働省前行動、東京労働局要請、最賃署名、生活体験など諸行動の積み重ねの中で、最低賃金引き上げの世論を結集してきた運動の成果でもあり、その点では一定評価するものです。
 東京春闘共闘会議は、賃金闘争の重点として、@全国一律最低賃金制の確立や東京都最低賃金の大幅な引き上げ、A公正賃金の実現をめざす公契約法(条例)の法制化、B差別をなくす均等待遇実現の運動をいっそう強化し、「生活できる賃金」の実現をめざします。

  05年度地域別最低賃金決定状況
(2005年8月12日現在)
都道府県名
時間額(円)
引上金額
都道府県名
時間額(円)
引上金額
北海道
641
3
滋 賀
657
5
青 森
608
2
京 都
682
4
岩 手
608
2
大 阪
708
4
宮 城
623
4
兵 庫
679
3
秋 田
608
2
奈 良
652
4
山 形
610
3
和歌山
649
4
福 島
614
3
鳥 取
612
1
茨 城
651
3
島 根
612
2
栃 木
652
3
岡 山
644
3
群 馬
649
4
広 島
649
4
埼 玉
682
3
山 口
642
4
千 葉
682
4
徳 島
615
3
東 京
714
4
香 川
625
5
神奈川
712
4
愛 媛
614
2
山 梨
651
3
高 知
613
2
長 野
650
3
福 岡
648
3
新 潟
645
3
佐 賀
608
2
富 山
648
4
長 崎
608
2
石 川
649
3
熊 本
609
2
福 井
645
2
大 分
610
3
岐 阜
671
2
宮 崎
608
2
静 岡
677
4
鹿児島
608
2
愛 知
688
5
沖 縄
608
2
三 重
671
3