12.10憲法をまもる労働者のつどい

  「九条改憲阻止のために先頭に立って闘おう」。九条改憲阻止の一点で加盟単産や中立系労働組合が結集する集会が、12月10日夕、九段会館で開催されました。 16の組合がよびかけ、多くの組合の賛同のもと、900余名もの参加者が集い、大きく成功しました。

 集会は”きたがわてつ”さんの「平和を願うコンサート」で開幕し、小森陽一さん(九条の会事務局長・東大教授)が『憲法擁護と労働組合の役割』と題して講演しました。つづいて、職場・地域での運動の取り組みが紹介されました。

 開会冒頭、東京地評・堤敬議長はよびかけ組合を代表してあいさつ。「首都東京のナショナルセンターが違いを超えて集まったことは重要な意味を持つ」と意義を強調するとともに、今後のいっそうの奮闘を呼びかけました。

 賛同組合代表の東京全労協・押田議長をはじめ、来賓として、一千万人の九条署名に取り組む憲法改憲反対労組連・嵯峨仁朗さん(新聞労連委員長)、全建総連・古市良洋書記長、全労連・坂内三夫議長に力強い連帯・激励のあいさつをいただきました。

 小森陽一さんの講演ともに、職場・地域からの発言・報告は今集会の大きな山場でした。目黒区職労の荻野さんは「毎週続けてきた目黒の伝統」であるピースウォークが先月200回を突破したことを紹介。「継続することが何よりも大切」と訴えました。

 また、東京土建は、9百人が一人100筆の署名あつめを目指している「チャレンジャー」の取り組みを紹介。五〇〇筆を達成した女性組合員は「みんなに声をかけると気持ちよく応えてくれる」との訴えに、会場一堂、打って出る行動力に勇気づけられました。首都圏青年ユニオンからの青年労働者の実態告発につづき、都教組の仲間が『子どもにつたえる日本国憲法』(井上ひさし著)から抜粋、脚色した詩を群読。労働者の平和を願う気持ちに溢れた朗読に静かな感動が広がりました。

 その後、航空連の小栗純子さんが「平和憲法を守るために、全力をあげて国民の中に打って出て、社会的世論を作り上げることを決意」するアピールを提案。満場の拍手をもって採択され、航空連・山口議長による団結がんばろうで閉幕しました。
  感想文には、「今後も労働組合らしい集会を継続して開催してほしい」との感想が多く寄せられており、労働者の労働組合に対する強い期待が確認できた集会となりました。

   集会参加者の声

 小森先生の講演、本当に素晴らしかった。私も気持ちを新たに署名運動に力を入れたいと思います。(東京土建)

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 安倍が辞任して少しこちらもゆるんでいたのが、引き締まった。戦争ができる国づくりが、国民生活破壊の上に成り立っているのだと改めて思いました。(出版ネッツ)

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  自民党憲法草案は、戦争できる国づくりの仕上げであると実感した。「憲法九条を守る運動」は、21世紀に日本が平和な中で生きる道を進むための、攻めの運動であるとわかった。(出版労連京都地協)

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 軍隊生活を過ごした一個人の意見として、九条は絶対に無くしてはいけない。ますます世の中がサツバツになり、頑張らないと戦前のようなひどい世の中になる。(東京土建品川)

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 大学教授の講演は普段は難しくて、取っつきにくいが、現憲法と自民党案の違い、そして改憲して日本がどこに向かうのかが、時々ユーモアもあって大変よくわかった。(自交総連東京)

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 改憲のねらいが解き明かされ、寒気がした。改憲のたくらみは、スピードが落ちたかに言われるが、そうではない。大多数の労働者に知らせなくてはいけない。(建交労東京)