東京都教職員組合「元気いっぱく
 秋山仁・東海大教授「成長するっていいことだ」

 秋山教授を囲んで、元気な一枚
1月26日、27日は恒例の「都教組・元気いっぱく」。1日目の会場は150人近くの参加者を迎え、ほぼ満員の大盛況でした。今年も「よさこいチームRIKIOH」の華麗なるよさこい演舞での幕開けに、誰もが日頃の忙しさからの開放感を味わえました。

 その後の全体講演会、今年はテレビでも有名な数学者の秋山仁さんから、私達教職員にとって心強く、参考になる多くのお話を頂きました。
 子供達の興味・関心を引き起こすためには「なぜ?不思議だな?」と思わせることが大切であるということや、教師は人の心をつくることこそが本当の仕事であるということに、多くの参加者からも共感の声を頂きました。また「人生はうまくいかないことがほとんどだがそのときにどうするか?」や「本当に教えるべきことは教えずに気付かせることが大切」であることなどを、宮沢賢司のエピソードなどを交えて印象深く話して下さいました。
 普段の忙しさの中でふと忘れがちなことを思い出させてくれた全体会でした。

 とりもどそう東京に!
  2/2東京集会「憲法が生きる教育を」

 石原都政が憲法破壊の教育をすすめる中、「東京に憲法を生かす教育をとりもどそう」を掲げた集会が2月2日一橋ホールで開催されました。これは教組、労組、市民団体などが実行委員会をつくり準備をしてきたもので、全都から700名が参加しました。

  浜林正夫実行委員長が挨拶。詩人のアーサー・ビナードさんが「『アリバイ販売』―時代の空気の作り方について」と題して講演しました。アメリカ大統領選挙などを話題に、いかにしてマスコミが世論を形成しているかを紹介したビナードさんの講演は新しい視点を提供してくれ、講演後のサインーセールも大好評でした。

 続いて登場した劇作家の松崎菊也さんはトークと声帯模写で歴代首相を痛烈に皮肉り、大爆笑を誘いました。 スピーチの鎖では教職員や出版労働者が「子どもをさらに差別する新しい学習指導要領をやめさせ、どの子も大切にする教育を」「教科書沖縄戦記述問題で、書類によらない軍命はないとする論は、戦場の実態をふまえていない。子どもたちにウソを教えることはできない」などと訴えました。集会は「子どもと教育を守る共同をいっそう広げよう」とするアピールを確認しました。


 2008年度東京都予算原案
 その特徴と問題点を
  自治労連・都庁職石橋委員長に聞く

 08年度東京都予算原案が1月18日に発表され、マスコミは「攻めと備え」(朝日)とか「攻撃型」(サンケイ)などと報道しました。

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 都の一般会計、特別会計など三会計の合計は約13兆4千億円で、これは福祉国家スエーデンの国の予算と同じ規模ですが、住民福祉の予算水準は格段の違いです。知事の選挙公約の目玉「中学生までの医療費助成」などは一切ありません。
  「攻め」や「攻撃型」は、大規模開発予算だけ。一般会計6兆8千億円のうち、4%増で7年ぶりの7千億の大台に乗せた投資的経費7千2百億、オリンピック招致を理由とした「10年後の東京」実行プログラムに3千6百億など、を計上しています。
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 また都は、都税の新たな「国税化」対策のための基金創設やオリンピック準備基金、社会資本整備基金の積み増しで、残高総額は2兆9千億円になり、もう都の財政再建は終了です。07年の補正予算では、都税収入が約2千億円増えましたが、09年度以降の法人税改正や景気後退による減収を見込んで、「法人事業税国税化対策特別基金」(約2千2百億円)を創設します。

 狙いは国の税制改正を「不合理な見直し」として反対の意志を再度強調することです。また、一般歳出を抑え、地方財政計画に近づけて、「東京富裕論」攻撃に配慮したのも明確です。
 使途は現在明らかではありませんが、16年のオリンピック招致と「10年後の東京」の実行がメインになるのは明らかです。
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 組織改正・人員配置も、以上の路線にそって、強化部門と削減部門がはっきりしています。
 強化されるのは、オリンピック関連部門、マイナスカーボンなどの環境対策など都政のトップダウン部分が重点で、スリム化は各局の企画管理部門などです。「統廃合に協力してきた部門の統廃合阻止が失敗」との皮肉なジョークが起きています。また警視庁は削減ゼロ、その他の部門は小規模でした。人員配置でみると、交通局、上水道局、下水道局などで計1100人減。上下水道局は、株式会社(都管理団体)への委託・派遣のためです。都庁の委託・派遣はワーキングプアの温床になりかねません。
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 東京自治労連としては、「10年後の東京」に反対し、08都予算の内容をパンフにして広め、都立病院つぶしや老人医療センターなどの地方独立行政法人化反対の取り組みを強化する方針です。