たたかいを学び広げよう

第11回東京働く者の権利討論集会

   講演する和田肇名古屋大学大学院教授

 東京地評・東京働く者の権利討論集会を、11月11日(土)午後から東京労働会館で開催し、25団体68人が参加しました。今年で11回目の権利討論集会では、全体会に名古屋大学大学院教授の和田肇氏を迎え、「安倍『働き方改革』と労働法『復権』の課題」をテーマに講演して頂き、四つの分科会に分かれて、学び、交流しました。
 はじめに荻原淳東京地評議長が「労働法制の改悪で、格差が広がり、権利が見えにくく行使しづらくなっている中、闘いに学び声を挙げよう」と開会挨拶。
 全体会では、講師の和田肇氏が、この間の労働法制の改悪問題に触れながら、審議会などの三者構成の崩壊や特区での労働法の規制緩和、労働者保護を「岩盤規制」として根本から打ち砕く「安倍働き方改革」などは、やり方も手法も異常だと批判しました。この状況の中でも、若者たちが「安倍‖改革派、野党‖反対ばかりの現状擁護派」と考えていることに言及し、労働組合を知ってもらい、若者の考え方を変えることが、労働運動にも求められていると結びました。
 分科会は、@非正規労働者の権利闘争と組織化では、雇用契約の打ち切りと闘う全印総連トッパン争議や公共一般CAD争議が報告。A要求実現・権利擁護のための団交権活用の仕方では、全国一般東京が昭和ゴム労組の団交拒否の報告、JMITU東京が日常活動・産別としての対策・団体交渉の流れの中で団交問題を報告し交流。B労働争議をどう進めるか、勝利の経験に学ぶでは、松蔭学園争議やJALマタハラ争議、東芝差別争議の勝利について闘いを分析し共有。C長時間労働・ハラスメントとメンタルヘルスでは、「電通過労死自死事件」についての報告の後、様々な事例について出し合いました。
 最後に、長尾自由法曹団東京支部幹事長が、「困難はあるが、私たちが闘いを続けていくこと、そして、それを広く伝えていくことが大切。若い人にも伝える取り組みを」と結び闘う決意を新たに閉会しました。

職場で組合の大切さしめし着実に拡大

福祉保育労東京地本

 いっせい行動・都庁前宣伝(12/1)

 福祉保育労東京地本は、9月の定期大会で年末までに100人の組合加入をめざすことを決定しました。年度途中で人員確保もままならない職場の状況のなかで、困難さを伴う方針でしたが、組合員のがんばりで11月末現在62人の新しいなかまを迎えています。
 今年3月のストライキを含むいっせい行動や、職場の切実な要求を掲げてがんばる多くの分会が組合の大切さを職場で示していることが、着実な前進につながっています。
 12月1日には、福祉労働者の大幅人員増員と大幅賃上げをめざすいっせい行動にとりくみました。この日は、東京都や各自治体への要請行動だけでなく、職場の経営者への要請書提出やワッペンをはって仕事をするなど、職場でアピールして、組合の要求と存在感を示すことができました。
 この秋、二つの新しい職場で新分会を結成しました。いずれも特別養護老人ホームの分会です。
 新分会結成を通じて、何より力になったことは高齢職場で働く他の分会の役員が自分の職場も大変ななかでも分会づくりの会議に駆けつけて支援をしてくれたことです。慢性的な人手不足や介護保険制度の度重なる改悪による様々な働きづらさを共感しあいながら、このことに負けないで、労働組合をつくってよりよい介護が実現できるようにがんばろうという「真の団結」がありました。高齢職場の分会はこの間、団体交渉の相互支援もおこなっています。「みんないっしょによくなろう」を合言葉に18年春闘にむけてさらにがんばっていきます。(福祉保育労東京地本副執行委員長 國米秀明)

非正規労働者の処遇改善めざし

第21回安心して働きたい東京のつどい

  「取次」の過酷な労働実態を訴える出版労連の仲間(11/14きゅりあん)

 一一月一四日、第二一回安心して働きたい東京のつどいを、品川「きゅりあん」小ホールで開催し、約一三〇人が参加しました。
 つどいは、東京地評の荻原議長の力強い開催挨拶で始まり、続く記念講演では、東京南部法律事務所の黒澤有紀子弁護士が、「安倍『働き方改革』を斬る、真の同一労働同一賃金を」をテーマに講演しました。黒澤弁護士は、「安倍働き方改革」の狙いや危険性を解りやすく解説し、「非正規労働者雇用の入り口規制が必要」と強調しました。
 お楽しみ企画として、品川の仲間の三線と歌で、会場は和やかな雰囲気となり、出版労連、生協労連東京、東京土建、公共一般、東京医労連、東京私教連、金融ユニオン東京、全印総連東京、郵政産業ユニオン東京、首都圏非常勤講師組合の一〇組織がリレートークを行いました。
 今年は初の試みとして、各単産の闘いや普段の職場の様子などをプロジェクターで映し出し、トークに加え、視覚からも訴え、闘いを交流しました。最後に、「安倍政権の暴走、改憲の流れをストップさせ、人間らしく働ける社会を作っていこう」とのアピールを採択し、品川労協瀬下議長の挨拶で閉会しました。
 今後も、力を合わせて、非正規労働者の処遇改善、安心して働く社会の実現に向けて力をつくそうと決意するつどいとなりました。

組織化をテーマに


地域ユニオン学習交流会

開会挨拶をする屋代事務局次長(11/25地評会議室)
 東京地評は、地域ユニオン学習交流会を11月25日に地評会議室で開き、20人が参加しました。
 今回は、組織化をテーマに、@新宿区労連の「介護労働者の組織化」、A渋谷区労連の「組織拡大宣伝の教訓」、B江東区労連の「労働相談から組織化にどうつなげるか」の報告を受け、学び交流しました。
 旬報法律事務所の大久保修一弁護士が、「『労契法一八条無期転換』の取り組みのために」と題してミニ講演を行い、参加者が様々な事例を出し合って、検討するなど、有意義な交流会となりました。