HOME東京地評について25都議選 私たちの争点①大島野江子さん
25都議選 私たちの争点①大島野江子さん

仕事に見合う賃金を
医療機関では、仕事の責任の重さと忙しさに見合わない低賃金で看護師が集まらず、すぐに離職してしまう事態が全国的に起きています。私の働く北区の病院も例外ではありません。東京でも看護師不足で経営危機・閉院となるケースも相次いでいます。
さらに国は補助金という形で病床削減もすすめています。経営の厳しい医療機関は削減せざるを得ず、すでに全国で5万2千の病床削減の申請があるそうです。小・中大規模の医療機関をつぶして、患者を追い出す政策です。在宅医療も整備されていない中で、「病人は死んでもいい」と言っているようなものです。
私たち医療労働者の要求は、都民・国民に良質な医療を提供しながら、仕事に見合った賃金をもらってふつうに暮らしたいだけです。疲れた身体と心を癒すために、値引きシールの貼られていないおいしいものを食べたいと思います。
東京都は他県にない財政力があり、医療労働者の賃上げに向けた直接的な真水の支援・助成ができるはずです。都議選では、医療政策の転換と、賃上げ支援に大いに期待しています。