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活動
【ひと】労働組合運動に女性を取り込みたい(富永華衣さん)
2022.12.22

 2021年春、当時勤めていたアルバイト先から、賃金未払いと不当解雇を受けたことをきっかけに、首都圏青年ユニオンに相談・加入しました。闘うなら弁護士しかないと思っていた私にとって、親身に寄り添ってくれるユニオンの存在に驚きました。解決金を受け取った時には本当に気持ちがすっきりしました。いまでは、ユニオンは社会問題について語り合える「居心地の良い場所」です。

 また、コロナ禍での支援活動が必要と感じ、学生ユニオン(青年ユニオンの分会)メンバーで、5回のフードバンクと利用者アンケートを行いました。非正規雇用労働者やシングルマザーの方が多く来訪します。物価高騰が深刻化するもとで行った9月のフードバンクでは、正規雇用労働者にも広がる食や住居に関する困窮も明らかになりました。

 12月には、児童手当や児童扶養手当の拡充を求めて政策提言を行う予定ですが、やはり、労働組合運動の中に、シングルマザーなど女性を取り込みたいと思っています。2023年は、フードバンクでつながった当事者の組織化を目指しています。まずは女性同士が働く悩みや不安、パートナーとの関係などをざっくばらんに語り合えるコミュニティをつくりたいです。

冨永華衣さん(上智大学4年生。首都圏青年ユニオン組合員)

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