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生活実態調査型フードバンク「ホッとねんまつ おこめフードバンク」を実施しました
2023.01.07

 東京地評は2022年12月26日(月)、東京労働会館内で生活実態調査型フードバンク「ホッとねんまつ おこめフードバンク」を開催しました。会場には69人が来場(当日66人、後日取り置き3人)し、うち44人がインタビューに協力しました。来場者全員に、白米260キロ、りんご50キロ、みかん50キロをはじめ、「小豆沢・志村フードバンクの会」からの寄付品を配布しました。

 事前申し込みを兼ねたアンケートには102人が回答しました。回答者の85%が女性で、全体の44%が40代でした。50代は24%、30代は23%でした。「あなたは、2023年春闘でいくらの賃上げを要求しますか?」の問いには、「5万円」が一番高く、賃上げ要求額の平均は3万7763円となりました。これは、国民春闘共闘が23春闘統一要求として目指す「月3万円以上の賃上げ」と一致していることから、労働組合加入者も未加入者も、賃上げ要求額は同じであることが分かります。

23春闘大幅賃上げ要求は、来場者の願いと重なるもの

 当日来場者に対して実施した、物価高や生活改善要求に関するインタビュー(44人が協力)では、この間の物価高騰や生活苦を嘆く声がいくつも寄せられました。

  • 「物価高で子どもに野菜を食べさせられません。それでも『今度ね』と叶わない約束をしてしまう自分に腹が立ちます。(40代女性・情報サービス業)」
  • 「自営業で多額の税金がのしかかり、生活が厳しいです。電気代や食費があがったので、自転車で2駅移動し、安いものを買いに行くことで交通費を浮かせています。防衛費をあげるといいますがこれ以上税金をあげないでほしいです(40代女性・自営業)」
  • 「物価高で牛肉を買うのをやめました。トイペは質素なものにして、スーパーで買う品目を減らしました。児童扶養手当を引き上げてほしいです(30代女性・失業中)」

 今回の調査で、私たちの要求は、来場した組合未加入の仲間の願いと重なることを浮き彫りすることができました。

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