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賃金・労働
ストライキ都内各地で 24春闘統一行動
2024.03.18

 東京春闘共闘・東京地評は、大幅賃上げ・底上げで誰もが希望もてる公正な社会実現にむけて春闘をたたかっています。

 24春闘では23春闘以上にベースアップ獲得・要求実現へストライキを構えて数次に渡る粘り強い交渉を行っています。3月14日はストライキを含む統一行動日として位置づけ、各地でストライキや諸行動が展開されました。

JMITU東京

 製造業や情報通信業の労働者らで組織するJMITU東京地本は、回答延期、ゼロ回答、 低額回答に抗議し、半日規模のストライキを含む統一行動を実施しました。各集会では生活を改善できる回答を引き出すまで、引き続き組合の団結強化と職場世論の喚起し、大幅賃上げを求める決意を表明しました。

ストライキ行動に取り組む
鈴木シャッター支部の仲間
にぎやかに11名が宣伝行動に参加
福祉保育労東京地本

 福祉・保育・介護の分野で働く仲間を組織する全国福祉保育労東京地本は、早朝8時より都庁前宣伝を行いました。参加者からは「昨日のニュースでは大企業の春闘で数万円の賃上げが実現したと報じられていたが、福祉職場では賃上げはおろか、給与の減額提案がされている職場もある。東京都や国がちゃんと予算を増やさないと、福祉労働者の人権は守られない」と声があげられました。

建交労東京

 鉄道、運輸、清掃、建設、学童、サービスなど多種・多様な職場で働いている仲間を組織する建交労東京は、組合員の切実な要求に向き合わない回答に抗議し、各職場でストライキ行動が実施されました。

 京王新労組(バス関連支部)は、京王電鉄本社前でストライキ集会を実施しました。参加者からは「京王電鉄グループは2023年3月末時点で利益剰余金が2600億以上もあり賃上げを行う余力はある。『春季生活闘争』で労働者の生活改善に応える社会的責任を果たすべきだ」と声があげられました。

本社前でシュプレヒコール

東京医労連・代々木分会でのストをNHKが報道

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240314/k10014390471000.html

東京医労連

 東京の病院・診療所、福祉施設・事業で働く医療・福祉労働者を組織する東京医労連は、大手企業で1万円を超えるような賃上げ回答が続く中、全産業平均に追いつく賃上げを求めて多くの職場でストライキ行動に立ち上がり、新宿で宣伝行動・デモ行進を実施しました。主催者からは「春闘要求への回答は、定期昇給のみ・ベアゼロ、医療従事者の賃上げの原資となるベースアップ評価料の取扱いについても詳細を明らかにしないなど不誠実なものばかり。大幅賃上げ・職員の増員を求めて引き続きたたかっていく」と決意があげられました。

 地域組織

 夕方には各地域で宣伝行動・集会・デモ行進が取り組まれました。行動には民間だけでなく、公務職場で働く仲間もかけつけました。

 東京春闘共闘・東京地評は、今後も賃上げ要求のほか軍拡や増税の阻止、インボイス制度阻止などの提起を重要な取り組みと位置づけ、各地の集会に連帯して参加します。

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