賃金・労働
多様な意見が反映される審議会に 東京労働局へ要請
2024.07.25


東京地評・東京春闘共闘会議は7月19日、東京労働局へ以下の内容にかかわって要請をしました。
- ①「標準生計費」の問題、生計費原則と生活実態の反映について
- ②意見陳述の実現と資料配布について
- ③審議委員の公平公正な選出、意見交換ができる機会の設定について
東京労働局は、「多様な意見が反映される審議会に」という要請の趣旨には理解を示すものの事務局のみで判断をして要請項目を実現させることは難しいと回答をしました。
一方で、今年から初めて「東京都最低賃金専門部会」の傍聴が可能となり、審議経過の公開を求める点は私たちの運動の成果によって前進しています。
東京地方最低賃金審議会での議論は7月30日から本格化します。東京地評・東京春闘共闘は、目安額を上回る答申を引き出すため傍聴及び宣伝行動に取り組みます。
中央最低賃金審議会は、7月25日、最低賃金を50円引き上げる目安を提示し、目安通りの引上げなら東京都では「1163円」となります。過去最高の引上げ額ではありますが、私たちが求めている最低生計費が保障される「1500円」からは程遠い水準です。
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