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女性・ジェンダー平等
ノーベル平和賞受賞のいま 被爆者の体験に学ぶ核廃絶のこれから
2025.04.30

 東京地評女性センターは4月27日(日)午後、「いま改めて平和について考えよう」をテーマに平和・核廃絶学習会を開催。7単産3地域から42人が参加しました。

 日本被団協・東友会代表理事の家島昌志さんが「核なき世界を望む被爆者の想い」と題して講演。ノーベル賞の受賞式の模様や、1985年にノーベル平和賞にノミネートされてからの長い闘いについて紹介した後、自身の被爆体験について語りました。家島さんは、3歳の時に爆心地から1.7㎞離れた自宅で被爆。土間で遊んでいてご本人は無事でしたが、家中のガラスが吹き飛び、お母さんの身体中にガラス片が突き刺さったこと。爆心地から700mで被爆したご親戚の姿、そして24年後に突然亡くなったお父さん。自分自身は72歳で甲状腺がんを発症など、後障害の恐ろしさについても話されました。最後に、被爆から80年が経ち、被爆者はこれから先10年も生きられない。被爆者運動の歴史や運動を引き継いでくれる人を切に求めていること、若い人たちへの平和教育の徹底の必要性、核抑止論の危険性などを訴えられました。


 その後、都教組、東京医労連、建交労、全印総連、都障教組から取り組みを話してもらって共有。憲法や核廃絶署名の推進、最賃引き上げなど、秋までの行動についても確認しました。学習会後は大塚駅頭で宣伝を実施し、15人の参加で憲法署名付きのチラシを100部配付しました。

 参加者からは、「こういう話ができる人がどんどんいなくなって戦争や被爆が過去の者になってしまうのは恐ろしいことだと感じた」「生涯脅かされる核の脅威を再認識した」「各組織の活動報告もよく分かった」などの感想が寄せられました。

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