HOMEはたらく仲間(東京地評機関紙)東京の今昔旧陸軍造兵廠「戦車道路」 ー東京の今昔ー
東京の今昔
旧陸軍造兵廠「戦車道路」 ー東京の今昔ー
2021.04.15

 京王相模原線・多摩境駅より徒歩約10分の位置にある都立小山内裏公園。そのなかを通る「尾根緑道」は、別名「戦車道路」とも呼ばれる戦争の遺跡です。
 旧相模陸軍造兵廠が1943年につくった戦車のテストコースの跡で、殆ど使われずに敗戦を迎えたと言われています。70年代以降町田市などが整備し、開花時期の異なる桜が数百本も植えられ、市民の憩いの場になっています。
 陸軍の計画によると、戦車の性能を確かめるために登り下り、左右のカーブを繰り返す周回コースで、町田市と八王子市、多摩市にまたがり数十キロにも及んでいました。小山内裏公園はテストコースの西端にあたっていたようです。
 話は変わりますが、小山内裏公園の上空は、13キロ北にある米軍横田基地の飛行路にあたり、大型の軍用機や時折オスプレイなども轟音で飛行していると言われます。今も戦車に変わり軍用機騒音が住民を苦しめているのでしょうか。

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