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「スト、やろう!」 スト権手にし、使う大切さ学ぶ 全労連青年部が春闘交流集会
2022.03.11

 全労連青年部は「自分の思いや なかまの声を要求に! 憲法いかして 希望が持てる社会へ 今こそUNITE! 22青年春闘~青年の賃金大幅UP! 実現しよう全国一律最低賃金~」をスローガンに2月26日、青年春闘交流集会を開催し、52人が参加しました。福祉保育労の澤村直書記長による学習会、青年から春闘での取り組み報告を受け、各分科会では討論や実践で交流を深めました。

スト権討議・確立から行使まで
福祉労働者のストに学ぶ

 福祉労働者の低賃金や悪条件の背景には、ケア労働に対する性別役割分業や社会・政治の無関心によるジェンダー差別が存在します。対経営者だけでなく、政府に対しても制度改善や予算確保を求め、ストを含む全国いっせいの行動に立ち上がった福祉保育労の取り組みに学びました。

 要求に確信が持てるか、ストライキを構えるほどに要求は「切実」か、利用者や家族からも共感が得られるか、常に利用者と接する福祉労働者ならではのストの方法や要求への確信と団結が深まらなければ、何度でも要求討議に戻り、労働組合がスト権を手にして、使うことの大切さを学習しました。

青年独自の要求でたたかう春闘

➤青年からの報告

 建交労神田支部青年婦人部の吉田良太さんが青年層に働きやすい職場にするために、リフレッシュ休暇の3日連続取得制度の新設、誕生日(月)休暇の新設を求め、青年婦人部独自で要求書を提出したことを報告しました。

 JMITUカシフジ支部の江口侑希さんからは、青年層を対象にした職場アンケートについて報告があり、結果をもとに交渉していきたいと抱負を述べました。

 分科会では、黒澤幸一全労連事務局長がストについてのミニ学習会を行った後、どんなストライキなら打てるのか戦術を話し合いました。

➤参加者の感想

 「長時間労働が常態化する職場でのパワハラ」という仮の設定や役割でおこなった模擬団交では、半数以上が団体交渉の経験があるものの、交渉の前面に立つのは初めてという参加者もいました。

 ゼロ回答の経営者に対し、何がパワハラであるか尋ね、粘り強く迫る場面があり、その熱意に心が打たれたとの感想も寄せられました。

 全労連青年部で作成した最賃すごろくも、大いに盛り上がりました。

アンケートを成功させて青年要求を確立しよう

 春闘期の行動への参加と「はたらく青年の生活実態アンケート」への取り組み等を呼びかける行動提起を稲葉美奈子書記長がおこない、最後に、保科雄治部長の団結ガンバローで奮闘する決意を固めあいました。

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