HOMEはたらく仲間(東京地評機関紙)東京の今昔◆第211話(XIII) 旧陸軍 調布飛行場(調布市)
東京の今昔
◆第211話(XIII) 旧陸軍 調布飛行場(調布市)
2020.11.15

現在、伊豆諸島への玄関口である「調布飛行場」の前身は、首都の防衛拠点「旧陸軍調布飛行場」です。
 三式戦闘機「飛燕(ひえん)」など、戦闘機が配備されていました。戦後は、米軍に接収され、米軍のための水耕栽培場となりました。1964(昭和39)年に開催された東京オリンピックの選手村建設に合わせ、渋谷区(現「国立オリンピック記念青少年総合センター」)から米軍兵舎・住宅施設が移転し、「関東村・補助飛行場」に。1973(昭和48)年、日本に全面返還されて現在の姿に整備されてきました。
 この「調布飛行場」周辺には、米軍の空襲時に戦闘機を隠しておくための格納施設・「掩体壕(えんたいごう)」が三鷹市、府中市に計4基残っています。戦争時は130基の掩体壕があったと言われています。

空襲に備え戦闘機ギリギリの格納施設

写真は府中市の白糸台にある掩体壕です(府中市白糸台2の17、西武線「白糸台駅」から徒歩13分)。有名な「味の素スタジアム」なども近い場所にあります。

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