東京地評・東京春闘共闘は、今すぐ東京で時給1500円以上、めざせ2000円、物価高騰を上回る大幅賃上げを勝ち取ろうと、9月27日~10月11日までのゾーン宣伝と10月1日を中心に全都一斉統一行動を提起、それに応えた地域や単産の旺盛な取り組みで、1163円に改定された最低賃金額の周知もはかりました。


新宿歌舞伎町で最低賃金引上げアピールデモ
最低賃金引上げ新宿アピールデモ実行委員会と西部ブロック主催の新宿駅最賃宣伝&デモ行動は、地域をはじめ、全労連の仲間など70人が参加し、チラシ300枚を配布しました。
宣伝は伊藤之知新宿区労連議長のあいさつではじまり、東京地評からは井澤事務局長が「10月1日から東京の最低賃金は1163円となったが、新宿で暮らすには時給1770円以上が必要だ。私たちたたかう労働組合はすべての労働者の賃金底上げにつながる全国一律最低賃金1500円以上をめざしたたかっている」、菊池女性センター事務局長は「ダブルワーク・トリプルワークをしないと生活できないといった切実な女性の声が寄せられている。50円の引上げ額ではまったく足りない、賃金引上げはみなさんの力が必要、一緒に声をあげよう」と訴えました。
終了後、新宿一般労組の本多湘悟さんのコールにあわせた新宿歌舞伎町デモは沿道の注目を集めました。
「映え」る宣伝に 高校生らの注目引く
三多摩では、9月30日18時から立川駅北口宣伝を行い、12団体13人参加、リレートーク4人、ティッシュ600枚を配布しました。
最賃ビラを動画化したものをプロジェクターで映し「映え」るパブリックビューイング型で、衆目を集め「明日から最賃は1163円に!」とアピール。もちろんその様子はXにも展開。
リレートークでは「24春闘で賃上げ平均が8千円台まで頑張って、最低賃金も50円アップしたが、暮らしが良くなったというレベルでは無い。みんなで声をあげよう(JMITU・建交労)」「最賃を下回る時給だったら、労基署もあるけど労働組合に入って交渉しよう!(東京地評・立川労連)」など、呼びかけました。通りすがりの高校生が「バイト代も上がる?」と聞くので「上がるよ!」と返したら「やったー!」と喜ぶ姿も。