東京春闘共闘・東京地評は、「すべての労働者の賃上げ10%以上」「労務費を含めた価格転嫁促進」「最低賃金全国一律1500円以上、東京は今すぐ1700円以上」の実現を求めて25春闘をたたかっています。
3月13日には、ストライキを含む統一行動日と位置づけ、各地でストライキや多様な行動を展開しました。

JMITU東京
製造業や情報通信産業の労働者らで組織する日本金属製造情報通信労働組合(JMITU)は、回答延期、ゼロ回答、低額回答を押し付ける経営姿勢に抗議し、多くの職場で半日規模のストライキを含め、第二次統一行動を展開しました。
JMITUは、昨年以上の賃上げを求めるとともに、中高年層の賃上げに注力しています。日本IBM支部は、60歳以降に大幅賃下げになる再雇用制度が、来月から65歳まで賃下げなしの定年延長になると要求が前進したことを集会で紹介しました。
東京医労連
東京の病院・診療所、福祉施設・事業で働く医療・福祉労働者を組織する東京医労連は、すべてのケア労働者の賃上げと人員不足解消などを求めて、都内各地でストを実施しました。
物価高などの影響で多くの病院が経営難に陥り、全国で6割以上の病院が赤字になっています。新宿宣伝では、国が定める診療報酬の見直しや補助金によって地域医療を支えてほしいと訴えました。


福祉保育労東京
福祉・保育・介護の分野で働く仲間を組織する全国福祉保育労東京地本は、早朝8時に都庁前で、職場のリアルな実態と東京都への要望を宣伝しました。
介護士として働く仲間は「大企業の満額回答ばかり報道されていますが、私の職場では介護職員の給与カットが提案されています。介護職員の処遇改善には、制度の改正や都の補助金が不可欠です。」と訴えました。
建交労東京
鉄道、運輸、清掃、建設、学童、サービスなど多種・多様な職場で働いている仲間を組織する建交労東京は、組合員の切実な要求に向き合わない回答に抗議し、各職場でストライキ行動が実施されました。
京王電鉄本社前で開いたストライキ集会の参加者は「交渉では、賃上げ回答がほとんどなかった。低賃金によって、運転手の退職者が続出し、一部バス路線が廃止になっている。企業利益は内部留保にためこまず、地域の公共交通を守るためにも、労働者に還元してほしい」と訴えました。
地域組織
夕方には各地域で宣伝行動・集会・デモ行進が取り組まれました。行動には民間だけでなく、公務職場で働く仲間もかけつけました。


東京春闘共闘・東京地評は、物価高騰以上の賃上げ実現にむけ産別の垣根を超えた団結で奮闘していきます。来月9日には、各職場・地域のたたかいの結節点として第2次統一行動を設定しています。