「米軍横田基地をなくそう」という東京地評など労働組合と東京平和委員会など、平和・民主諸団体でつくる実行委員会の呼びかけに応え、一一月五日、横田基地包囲行動が取り組まれました。基地近くの福生市武蔵野台公園に、全都から三千五百人余の人々が駆けつけ、集会のあと二方向に分かれて基地包囲のデモ行進を行いました。
−−11.5横田包囲行動の輪と全国の運動をつなげよう−−


憲法改悪・基地再編強化は許せない!と全国から参加者が。。

 「11・5横田包囲行動」集会の会場となった、福生市武蔵野台公園のそばに横たわる横田基地は、嘉手納、三沢につぐ巨大空軍基地であり、米軍にとっては、在日米軍の司令部がおかれる最重要基地です。現在進行中の米軍再編計画の中で、この横田基地の役割りがさらに強化されようとしています。

米軍再編でさらに危険な基地に!

 現在、横田基地には第五空軍司令部と世界規模で行動する第三七四空輸航空団がおかれています。これらの部隊はそのまま維持しつつ、航空自衛隊航空総隊司令部を統合し、米軍の輸送を肩代わりさせることが検討されています。
 さらに重大なのは、横田基地を、アメリカの「ミサイル防衛」構想の日米共同指揮所にしようとしていることです。この構想は、相手国の弾道ミサイルを無力化して米軍基地を守り、一方的に核攻撃ができる体制をつくるものです。すなわち、横田基地をブッシュ政権の核兵器の先制使用戦略に組み込むものです。そうなれば、横田基地が真っ先に攻撃の対象になります。
 しかし、日常は、こうした危険な基地であることは忘れ去られ、公開日などには親子づれが笑顔で続々とゲート内に流れていく姿が見られます。とてもこわいことです。

アメリカの戦争に公然と参戦する国に


広大な横田基地の横を走る国道16号線をデモ行進(瑞穂コース)

 米軍再編とからめて、検討が進められている自衛隊を米軍の一部に組み込む計画は、米軍指揮下での軍事作戦が誤りなく展開できることを狙ったものです。
 このように自衛隊も巻き込んで進められている米軍再編計画の一方で、小泉・自民党は、今月二二日の結党五〇年の大会で、改憲草案を発表し、本格的に憲法改悪に踏み出そうとしています。その最大の狙いは九条を廃棄し、自衛軍と名乗る日本軍が、アメリカの戦争に公然と参戦できるようにすることであり、許せません。

基地をなくすこと=憲法・九条を守ること

 米軍横田基地撤去を要求するたたかいは、根本的には日米安保体制を打破するたたかいです。そして、憲法と九条を完全に守り抜き、戦争への一切の協力を拒否するたたかいでもあります。
 国内でも、沖縄、座間、岩国など、自治体と住民がいっしょになった米軍基地再編強化に反対する運動が広がっています。


テロ対策?やけに警戒厳重な基地ゲート前(拝島コース)

 東京でも、この横田包囲行動をステップに、いっそう取り組みを進めることが求められています。全都に結成され、ますます広がっている「九条の会」などに参加する多くの人々と手を結んで、さらに、全都民を対象にした思い切った取り組みを創造し、平和な未来を作り出していきましょう。