悪魔の賃下げサイクルはもうゴメン!
 06人勧・最賃引き上げの取り組み
 大詰めを迎えた今年の人事院勧告をめぐるたたかいでは、「賃下げの悪魔のサイクル」に歯止めをかけ、賃上げのサイクルにするため、東京地評、東京春闘共闘会議を先頭に取り組みが公務・民間共同で行われました。06年の最低賃金については、東京は5円の引き上げが決定しました。

賃上げサイクル構築を
     「公務・民間共同で」

人事院前行動を今年も展開
 8月8日、06年人事院勧告が政府と国会に対して提出されました。
 今年の勧告へのたたかいは、賃金比較を行う民間企業規模を小規模企業に広げることにより公務員賃金を更に引き下げようとする人事院に対して、公務員の生活を守ることはもとより、公務と民間の悪魔の賃下げサイクルを止め、公務と民間の賃上げサイクルの構築に一歩踏み出すための公務・民間共同のたたかいと位置づけて取り組みました。
 東京地評は、公務部会を中心に7月19日に重点要求での人事院要請、翌20日には、1000名超える公務と民間労働者が結集した人事院前行動を大きく成功させるなど、賃下げ勧告阻止の取り組みに全力をあげてきました。
 しかしながら、人事院は比較企業規模を下げることで、賃上げとなるべきところを月例給、一時金ともに「改定なし」の不当な勧告を行いました。今後政府は、人事院勧告を受け、国家公務員の給与法の改悪という形で法案を提出することになります。
 東京地評は、この不当勧告の実施を許さないために、引き続き国会段階のたたかいを進めます。同時に、不当06人勧に追随した勧告を出させないために、東京都人事委員会、特別区人事委員会等に対する運動を強めていくものです。

2ケタの改訂で
     「生活できる最賃に」

今年も厚労省前でハンスト
 7月26日、中央最低賃金審議会は今年の最低賃金改定の目安として、東京都は4円、全国的には2円から4円を厚生労働大臣に答申しました。これは、従業員30人未満企業の賃金改定調査結果を引き写しただけで、低賃金にあえぐパート・アルバイトなど非正規雇用労働者の生活実態を無視したものです。
 私たちはこの間、時給1000円の実現をめざし、署名をはじめ、厚労省前での11時間のハンガーストライキや、審議会の開催のたびに宣伝と要請を繰り返しました。一方、審議会では、連合・労働者側委員は若年労働者の必要最低生活費などを示して2桁台の金額改定を主張し、経営側は業況の先行き不透明を理由にゼロ回答を求めました。
 東京春闘共闘会議は、目安の答申以降、引き続き東京都最低賃金の引き上げのため、8月1日に東京労働局との交渉に臨みました。ここでは特に、最低賃金の額を働けば生活できる賃金水準へ接近させることと、東京最賃審議会でのパート労働者の意見陳述を求めました。
改訂の大元・中央審議会会場前で
 8月8日、審議会は現行の時給714円を5円引き上げて719円にする超低額答申を行いました。