全動労争議団
    20年目の勝利判決 

  1月23日、東京地裁民事第11部(佐村浩之裁判長)は、全動労採用差別事件について判決を言い渡しました。地裁前や傍聴には約300名を超える人たちが参加し、「勝利判決」の知らせに大きな拍手がわき起こりました。

春闘1/31総決起集会で報告する全動労争議団の仲間
  判決主文では、「被告(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)は、原告らに対して、550円及び昭和62年4月1日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え」と命じました。18時30分から、判決報告集会が開催され、約250名が参加しました。
 報告集会では、加藤健次弁護士から次のような報告がありました。これまでの裁判の中で支援機構は、「JR社員としてふさわしくないから採用しなかった」と主張してきましたが、判決では「全動労は多様な勤務能力を有する職員から組織された集団であるとみることができる。」「全動労脱退者のほとんどが採用されたこと」、一方、採用された「動労組合員の中には勤務態度の不良性が顕著な者や犯罪行為に及んだ者もいた」と認定しています。

 そして、併存組合がある中で、全動労の運動方針などにより差別的に扱うことは、国鉄が負う「中立保持義務」に反するし、「公平な取り扱いを受ける法的な利益を不当に侵害した」、これにより多大な精神的打撃を被ったとして、慰謝料の支払いを命じたものです。
 報告集会は、岩田全労連国鉄闘争本部長が主催者挨拶をするとともに、高橋国労委員長、二瓶国鉄共闘会議議長、全厚生杉浦副委員長、通信労組志賀中執などから連帯の挨拶がありました。
 梅木則秋争議団長代行は、分割・民営化時に清算事業団に収容されて、ダメな職員とされてきましたが、今日の判決でそれがぬぐいさられたと思います。全力で解決のためにたたかいます、と決意表明しました。

 原告家族の渡部理子さんは、2年前に夫が亡くなりましたが、20年間を振り返ると、いろんなことがありました。夫から与えられた人生としてたたかってきました。今日の勝利判決でやっと納骨することができます。」と話しました。判決日は、あいにくのみぞれの降る日でしたが、地裁前では抱合って喜ぶ原告と支援者でいっぱいでした。

   練馬労連平和ツアー
   2回目は北京へ「廬溝橋・抗日記念館」へ


  練馬労連は毎年、平和ツアーを計画、実施してきました。一昨年の韓国平和ツアーに続き、2度目の海外平和ツアーです。今回は盧溝橋事件(1937年)勃発70年を経た北京市郊外の盧溝橋と、近くの「中国人民抗日戦争記念館」を見学しました。

 盧溝橋では事件当時日本軍戦車がぶつかり壊した橋に欄干が補修されたものなどを見学、また記念館では館長さん自ら私達を歓迎してくださり、市瀬議長に写真集も手渡されました。毎年訪れる日本人はわずかに2万人だそうで、ちょっと関心の薄さが気になります。記念館では数年前に展示物が大きく変わり、より平和への希求が強く感じられる展示になっています。

 この文をお読みの方が北京を訪ねられた時はぜひ、立ち寄られることをお勧めします。旅行はこの後、北京原人発掘現場の周口店、万里の長城、故宮博物院、首都博物館などを見学し4日間の旅を終えました。
                                 (練馬労連 緒方康重)