年金者一揆・聞こえたか国を揺るがす民の声

プラカードを掲げてアピールする参加者
   毎年秋に取り組んできた「年金者一揆」は今年で四回目を迎え、全国で1万人、首都圏で行われた日比谷野外音楽堂での中央集会には3000人が集まりました。今年の第一のスローガンは「後期高齢者医療制度はすぐ廃止せよ!」でした。高齢者を医療から排除する稀代の悪法の廃止法案を昨年野党四党が参議院で可決し、今年の総選挙で民主党がマニフエストで廃止を明確に述べているのに先延ばしを決めたことに抗議することが主眼となりました。

 サブスローガンには次の六項が掲げられました。
   @介護保険制度の抜本改善を!
   A生活費に見合う年金引き上げを!
   B最低保障年金をつくれ!
   C高齢者への増税をもとに戻せ!
   D低所得者に重い消費税増税反対!
   E核兵器をなくして世界の平和を!
  集会は都本部の賑やかな「カンカン踊り」と合唱で幕が開き、前進座の太鼓がとどろく中を各県でそれぞれ選ばれた四句の川柳が書き込まれた「むしろ旗」が登場。今年全国最優秀賞に輝いた川柳は葛飾支部鈴木芳郎さんの「聞こえたか 国を揺るがす 民の声」でした。

  続いて政党・全労連・中央社保協の挨拶があり、共産党の小池晃さんが、後期高齢者医療制度について即時廃止を熱い気持ちをこめて話をしてくれました。
  その後協賛団体・各都県からの発言と「後期高齢者医療制度廃止の決議」、最後にシュプレッヒコールを交えた「一揆宣言」を、「即廃止」と書かれたオレンジのカードを一斉に掲げ、「がんばろう!」の全員合唱で集会を締めくくり、元気に銀座までデモ行進しました。

安心年金をつくろう
東京連絡会結成へ  準備会総会開催

 −−−首都東京にも「国の責任で安心して暮らせる年金制度をつくる東京連絡会」(略称「安心年金つくろう東京連絡会」)を結成しようと、10月10日(土)社会文化会館に国公労働者や年金者組合の組合員等、34団体94名が結集しました。−−−

講演する公文昭夫氏
  この日は、「安心年金つくろう東京連絡会」の結成に向けて、東京地評、全日本年金者組合東京都本部、東京社保協、東京国公、全厚生(業務センター支部)、自由法曹団東京支部が呼びかけ人となって、その準備総会として開催されたものです。

  開会にあたってあいさつに立った菊池光男東京地評組織局長は、「首都東京に年金問題に関わる運動体がつくられることの意義は大きい。年金記録問題の解決のためにも、1000名近い社保庁職員の分限解雇を阻止するためにも、また年金制度の充実のためにも、日本年金機講の凍結を要求しつつ、運動を強めよう」と呼びかけました。

  その後、公文昭夫氏(年金実務センター代表)から「公的年金制度の過去・現在・未来」と題する講演がありました。講演に続いて四つの報告が行われ討論に入りました。討論では発言者全員から、「『安心年金つくろう東京連絡会』を早急に立ち上げ、日本年金機講凍結を要求しつつ社保庁職員の雇用を守る運動を強化しよう」との提案がなされました。こうした発言を受け準備総会では全会一致で、年内の遅くない時期に「安心年金つくろう東京連絡会」を立ち上げることを確認しました。

地方分権? はてな? 国の責任放棄

 10月17日、全労連公務部会主催で、「道州制・地方分権『改革』を考えるシンポ」が開催されました。 また、地方分権に関するパンフが出るなど、話題になっています。地方分権について聞いてみました。

● 政府がいう地方分権を簡単に言うと?  様々な規制緩和などがありますが、一つ例をとってみると、地方分権改革推進委員会第三次勧告では、「義務付け・枠付け」を廃止することが盛り込まれました。 例えば、 図書館の「無料原則」や児童福祉法で定めている「保育所などの設置や運営上の最低基準」などについて、国の責任を放棄して、地方自治体が独自に決めろということです。
●地方によって格差が出来るということですか? そうです。今までは、国が財布を握り、中央集権の下で国が地方に命令するという上下の関係でお金が動いていました。この図式が良いというのではありませんが、これからは、財政的に厳しい自治体、反動的な首長の下では、行政サービスが後退し、自治体間の格差も生まれてきます。
●どんな取り組みが必要なのでしょうか?  こうした国による規制緩和は民営化に道を開き、公共サービスの切捨てにつながります。「地方分権」について、しっかりと学習し、国民生活に重大な影響を与える「義務付け・枠付け」見直しなどの反対運動を大きくしていくことです。

  地方分権は、国民のくらし、福祉、街づくりを豊かにするためのものでなくてはなりません。国民主権を拡大して平和的な生存権を保障するような真の地方分権を求めていくことが大切になっています。 地方分権?はてな?