東京最賃審議会 中央最賃審議会の目安どおり985円答申

7・15ディーセントワークデーでデモ(池袋)

 最低賃金引き上げの議論が本格化する中、東京春闘共闘会議では、「全国一律最低賃金制度の創設」「東京で早期に時給1500円の実現」「東京地方最低賃金審議会の公平・公正な運営」を求め、7月に集中的に取り組みました。最低賃金の引き上げと中小零細企業対策の実施は、全ての労働者の賃金の底上げ、貧困と格差拡大の是正、日本経済の健全な発展につながる社会的な賃金闘争です。

7・15ディーセントワークデー

 7月15日、東京春闘共闘会議は国民春闘・全労連と共同して、最低賃金の大幅引き上げと、ディーセントワークの実現を求める行動を池袋で取り組み、合わせて西日本豪雨災害への救援カンパを呼びかけました。 
 宣伝では、国民春闘の橋口事務局長が「現行の最低賃金額は、最低限度の生活が保障されない。いますぐ1000円を実現し1500円をめざすべき」と挨拶。出版ユニオンからは、書籍取次で働く非正規雇用者は最賃額と同額の時給で「昼食のワンコインは100円だ」と告発。エキタスからは、1500円に上がれば何がしたいか、という問いに「バイトを減らして勉強したい」「病院に行きたい」など生の声を訴えました。
 恒例のサウンドデモは、東京地評の松森事務局長の挨拶ではじまり、参加者が音楽とラップにあわせて「最低賃金いますぐ上げろ」「どこでも、誰でも1500円に」とコールし、猛暑の中、元気にアピールしました。宣伝行動では80人が約1000枚のビラを配布し、サウンドデモには200人が参加しました。

7・24最賃学習交流会

最賃学習会で講演する中村和雄弁護士(7/24ラパスホール)

 7月24日は、ラパスホールで最賃学習交流会を開催。翌日に3度目の東京労働局要請を控え、意思統一も兼ねました。
 東京春闘共闘・柴田副議長の開会挨拶、全労連・最賃公契約対策局長・斉藤さんの来賓挨拶の後、中村和雄弁護士(日弁連、貧困問題対策委員)が「最低賃金大幅引き上げの重要性」と題して講演。日本のランク別最賃制度の異常性、諸外国の情勢、国民的な要求により著しく引き上げがすすむ韓国の現状などが話され、中央、地方の最賃審議会の公平・公正な改革の必要性が実感できました。
 会場発言で、最賃ラインで働く労働者の実態などを告発。出版労連、青年ユニオン、全国一般東京、東京医労連から報告をいただき、運動交流しました。50人(12単産7地域)が参加しました。

7・30東京最賃審議会傍聴と座り込み行動

最賃大幅引き上げを求める座り込み行動(7/30東京労働局前)

 7月30日、第401回東京最賃審議会にむけた座り込み行動を11〜13時に実施し、25人が参加しました。昼休み時間帯は、最賃要求と審議会の公平運営と全面公開を求める宣伝を行いました。
 午後から傍聴した審議会では、中央最賃審議会の目安の伝達の後、東京春闘加盟組織から提出された意見書18本(昨年13本)が約50分かけて報告され、全ての意見書に共通する要旨の解説後、各意見書の特徴について1本ごとに説明。最後に審議会会長が労使に意見を求めたところ、労働者側委員が「18本の意見書に対しては共感できる、審議に反映させたい」と述べ、使用者側からも「様々な意見があることは理解した」と述べました。傍聴可能な審議会での意見交換は、数年なかったことです。次年度以降の審議会の運営改善の展望が見えた7月の集中行動でした。

3度目の東京労働局要請最賃審議会の公開等要求

 7月25日に5・25、6・29に続く第3次最賃デー中央行動が取り組まれました。東京春闘共闘会議は10時から、3回目となる東京労働局要請(連続3回は初めて)を実施し、21人が参加しました。
 非公開密室審議が最賃審議会の制度的問題であると指摘し、直接意見陳述、完全公開の必要性、審議委員、専門部会委員の公正任命などを強く要請しました。東京労働局賃金課の回答は、通り一遍のものでしたが、要請の趣旨を重く受け止めさせることはできました。
 東京春闘は、午後の厚労省前要請行動から中央行動に合流し、日比谷野音での「9条改憲阻止!いますぐ最賃1000円以上、公務員賃金改善 夏季闘争勝利7・25中央総決起集会」と、サウンドカーを先頭にした銀座デモに参加しました。

2018原水爆禁止世界大会

核兵器・アジアの平和・改憲阻止の3つの課題を一体のものとして

広島からのよびかけを採択し閉会(8/6広島県立総合体育館)

 今年で63年目を迎える2018原水爆禁止世界大会が、8月4〜9日、広島・長崎で開催されました。4日の広島開会総会には5000人、6日のの広島閉会総会には6000人が参加し、朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制の構築がすすむ激動の情勢のもとで、核兵器そのものをなくす決意を固めあいました。
 今年の原水爆禁止世界大会は、大きな情勢の変化が生まれる中で開かれました。第1に核兵器禁止条約の実現など、核兵器全面禁止・廃絶の流れが大きく前進し、第2に南北朝鮮首脳会談及び米朝首脳会談で、アジアの平和の展望が開かれ、第3に、安倍9条改憲NO!3000万署名の盛り上がりと、市民と野党の共同で、今国会で改憲発議をさせない状況をつくりだしたことが、大会成功を後押ししました。
 開会総会で「戦争させない9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の福山真劫共同代表は、「平和運動、民主主義運動は、分裂の時代から共闘の時代へと新しいステージに立っている。未来のため、ともに頑張りましょう」と訴えました。
 「核のない世界」へ前進するには、私たち一人ひとりの奮闘が求められます。世界大会を出発点に、核兵器禁止、朝鮮半島・アジアの平和、安倍改憲阻止の3つの課題を一体のものとして取り組みましょう。